テーマ:企業家精神と経営理念
講師:二宮耐志氏(パートナー産業株式会社の会長兼Tapaco Public Co., Ltd.(Thailand))のチェアマン)(68歳)

今回は日本の製造業の歴史証人でもあり、タイで上場もされている二宮耐志氏に経営理念の大切さや企業家精神についてお話いただきました。

母体のパートナー産業株式会社(本社:神奈川県横浜市)は非上場ですが、2004年12月に「TAPACO PUBLIC CO., LTD.」はタイ証券取引所にて上場されています。会社設立にあたり、まず最初に手がけたことは「経営理念」を作ることでした。

■最初の経営理念

1. お客様、株主に最も喜ばれる企業作りをめざす。
2. 公平、公明を経営の原則とする。
3. 経営者と社員が共に責任と成果を分かち合う企業とする。

ご出身の愛媛の苦労話から東京での寮生活、厳格な寮長、焼き鳥屋のアルバイト、中小企業の新入社員時代、タイ進出のきっかけ・・・と話が続きます。

■「Leaderに求められる10訓」

1. Top Leaderが会社の成長、衰退を決める。
(云わば、会社の命運を任された人である)
2. 物言わぬLeaderはLeaderではない。
(言葉を発しなければ周りは動かない。色々なやり方で、しかも絶えず発すること)
3. 明確な方針を掲げ、高い目標(夢)を設定する。
(行動とその結果を継続的にReviewすること)
4. 自分を鍛え、また社員を鍛える。
5. 妥協しない。夢の実現にこだわる姿勢を表し続ける。
6. 社員の幸せをいつも考え、それを実現する。
7. 事業の成功こそが最大の社会奉仕であり、また失敗こそ社会に対する悪であることに信念を持つ。
8. 道なき所にこそ宝有り。新しい挑戦に意欲を燃やせ。
(今やっている事業の継続だけでは、5年後の飯は食えない)
9. 実施するに当たっては、精密に予測すること。楽観的では必ず失敗する。
(途中、途中で修正変更すること。そのためにReviewが欠かせない)
10. 失敗を人のセイにするな。世の中のセイにするな。言い訳を言うな。
(すべては自分の考え方の甘さと気力の無さのセイである)
(すべては自己責任。Self – helpであるという自覚を持つこと)

「若い人たちへの励ましの言葉」

1. 自分の人生は、自分の力と努力で勝ち取ることをなるべく早い時期に決意する。
2. 自らの環境は、変えることができる。
3. 大切な人との出会いを見逃すな。
4. 一生懸命に打ち込む、その姿が輝きとなり人を魅了する。
5. 事業を起こす夢を持て。
6. 偉人の名言から学べ。

最後は、アントニオ猪木語録からです。引用元は、清沢哲夫(のちの暁烏哲夫)氏の詩「道」です。

この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる
迷わずゆけよ 行けばわかるさ

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人は歩みを止めた時に、そして、挑戦をあきらめた時に年老いていくのだと思います。
どんなに慎重になっても、どんなに想像しても、
行動についての結果は、やってみなければわかりません。
でも、結果を恐れて行動しなければ、なにも生まれてきません。
行動を起こせば、また新たな選択が生まれてきます。
でも、その行動や選択には責任もついてきます。
あなたの行動は多くの人にも影響をあたえます。
言い訳はひとつも通用しません。
それでも歩きましょう。
人生逃げ道なし。

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二宮耐志様、ありがとうございました。